障害年金の申請から受給までに必要な手順と対処法
2023/10/16
健康状態の変化などにより、仕事に支障をきたすようになった場合にも、障害年金の受給ができる可能性があります。しかし、障害年金の手続きはときに複雑であり、正確な手順を踏まなければ受給までに時間がかかることもあります。本記事では、障害年金の申請から受給までに必要な手順と、申請中に発生する可能性のある問題に対しての対処法について解説します。
目次
障害年金の申請手順
障害年金は、病気やけがによって労働力が低下した方が受給することができます。申請手続きには、受給資格や申請書類の準備、診断書の取得などが必要です。まずは、自分自身の状態が障害年金の受給資格を満たすかどうかを認識し、必要な書類を準備しておきましょう。その上で、社労士のアドバイスを受けながら手続きを進めていくことが大切です。
申請書類の提出
障害年金の申請に必要な書類は、本人確認書類や身体障害者手帳(精神福祉手帳)、初診日を証明する受診状況等証明書、診断書、通帳や戸籍謄本などがあります。これらの書類を集め、申請書とともに提出することで障害年金の申請手続きが完了します。ただし、提出書類に不備がある場合は再度書類を揃えるための手続きが必要になるため、注意が必要です。診断書の記載漏れなどもよく起こりますが、請求者には気づくことは難しい内容です。
初回審査の結果確認
申請書類の提出後、認定に向けての審査が行われます。認定されると障害年金証書が届き、受給期間や受給額が記載されています。この結果を確認し、必要であれば異議申し立て(審査請求)を行いましょう。異議申し立ての期限は査定結果の到着後1か月以内ですので、期限内に手続きを行うことが大切です。
審査請求の手続き
審査請求の期限は査定結果到着後1ヶ月となっています。また、審査請求には条件がありますので、社労士に相談してから手続きを進めることが大切です。 以上が、障害年金の申請から受給までに必要な手順と対処法です。障害年金は、受給資格を満たしている方にとっては重要な制度ですが、手続きが煩雑であることも事実です。社労士の支援を受けつつ、的確な手続きを進めることが受給のスムーズな実現につながります。